まずは十分なスペースを確保することが大切

高級住宅は高額な資金を投入して建てられる住宅を指すことが多く、施主の希望やこだわりが反映されています。高級住宅の特徴のひとつには居住面積の広さがあり、開放感ある空間を実現できます。居住面積に余裕がなくても、家具や家電を小型サイズにしたり、デッドスペースを減らしたりすれば広さを演出できますが、土地が広くなるわけではありません。絶対的な居住スペースを確保するためには、まずは広い土地が必要になります。

高級住宅は郊外に建てられることが多く、これは広大な土地を用意するために好都合だからです。都心部ではそもそも土地自体が不足しており、また土地面積に十分な余裕がないことが多いです。それゆえお金持ちは郊外に大きな一戸建てを建築する傾向があります。

開放感を演出するためにやりたいこと

どんなに大きな建物であっても、動線がごちゃごちゃしていると狭く感じることがあります。開放感を意識するうえでは、スムーズな動線が基本です。そのためには家具・家電は手頃なサイズにする、モノを溜め込まない、収納スペースを十分に確保する、などがポイントになります。収納スペースを増やせば部屋が狭くなると考えるかもしれませんが、実際は整理整頓が効率化して広く有効に活用できるようになる場合が多いです。

視覚的な開放感を演出するには、天井を高くするのがポイントです。天井が低いと圧迫感が生じて、息苦しさを感じることになりかねません。家具に関しても高さがあると圧迫感を生みます。逆にロータイプにすれば開放感が生まれるので、ベッドやソファなどをロータイプにするなどの対策がおすすめです。